吉村知事 日本維新の会代表選、出ない確率「100%」 3つの理由語る
大阪府の吉村洋文知事(46)が3日、MBS(大阪市)の夕方の情報番組「よんチャンTV」に生出演。新型コロナウイルス対策などについて語った。
衆院選(10月31日投開票)で躍進し、第3党に躍り出た日本維新の会の副代表を務める吉村氏。代表を務める松井一郎大阪市長は、「大阪都構想」の住民投票が否決されたことを受け、23年4月の市長任期満了後の政界引退を表明しており、次期代表に期待が集まるが、この日、代表選に出ない確率を問われ、「100%」ときっぱり答えた。
吉村氏は「『出た方がいい』という声が多いのは分かってます」とした上で、不出馬の3つの理由を語った。
(1)「コロナがこの冬、どうなるか分からないし、府知事としての仕事を集中してやりたい。兵庫とも連携しながら関西の成長に力を入れたい」 (2)「(地域政党である)大阪維新の会の代表に集中したい」 (3)「日本維新の会をこうしたい、という新しいメンバーが生まれてくるのが組織として非常に大事。維新の会は手続きの透明性、公正性を重視している。きちんと選挙(代表選)で選んで、新しい(自ら)手を挙げる人が(代表に)なる、それが日本維新の会を強くする方法だと思う」
そして「『吉村さん頼ったらええやん』では、強くならない。日本維新の会をひっぱってやる、自民党とガチンコでやる、という新しいメンバーがぜひ生まれてもらいたい」とニューリーダーの誕生に期待した。