俳優・渡哲也さんが主演し、舘ひろし（７１）が出演した伝説の刑事ドラマ「西部警察」のシリーズ写真集「『西部警察　ＰＥＲＳＯＮＡＬ２』　舘ひろし」（著者・石原音楽出版、発行・青志社）が６日に発売されることが４日、分かった。舘が演じた巽総太郎＆鳩村英次のパーソナルブックで、未公開を含む秘蔵写真２２３点を掲載。舘のスペシャルインタビューや「大門軍団」の秘話などが満載で、ファン垂ぜんの一冊となっている。

　渡さんが演じた大門圭介率いる通称「大門軍団」の活躍を描いた伝説の刑事ドラマ。今回のシリーズでは「西部警察」が俳優としての出世作となった舘ひろしに焦点を当てる。

　舘は「ＰＡＲＴ－１」第１～３０話まで「タツ」こと巽総太郎刑事役で出演。革ジャンにサングラス、リーゼントで愛車ハーレーダビッドソンを乗り回す型破り刑事という役どころで人気に。殉職降板したが、第１０９話で新人刑事の「ハト」こと鳩村英次役で“復活”するという超異例の再出演で一気にスターダムにのし上がった。

　作品スタート時は、石原プロモーション入りする前の２９歳。舘はインタビューで「渡哲也という人にも出会えたし、それによって自分自身が大きく変わったんじゃないかとも思うし、そういう意味で、とっても大袈裟な言い方なんですが、人生の中で一番影響を受けた作品だと思います」と語っている。

　渡さんや石原裕次郎さんとの思い出や、名物だったド派手アクションや爆破シーンなども述懐。走っているバイクからダンプカーに飛び移ったシーンなど秘話も披露している。

　記念特典で西部警察サウンドトラックのスペシャルＣＤを制作。数々の秘蔵写真とともに、当時の鮮やかな記憶がよみがえる。