元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が５日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、日本ハムの新庄剛志監督誕生に、野球界の先輩の中には「あーだこーだ言う人は多分たくさんいると思う」と語った。

　番組ではド派手会見で注目を集めた新庄監督について特集。新庄監督はスターを作り、その選手に自分の背番号「１」を譲りたいという主旨の発言を行っている。

　これに一茂は「今の野球はただ勝てばいい時代ではなくて、勝って、その上で何かエンターテインメント的なことを要求するのが今のファン心理。そこを（新庄監督は）察していると思う」と指摘。

　そして「ネガティブな意味ではない」と前置きした上で「落合監督が中日の監督の時はものすごい強いチームだった。正直言うと、勝てばいいという風に落合さんは振り切ってた」と落合ドラゴンズを例に挙げ、一方の新庄ハムは「それだけじゃなく、面白い、ファンが共感できたりエンターテインメント性を感じられるものを新庄君は目指すのかなと」と想像した。

　だが「そうはいっても、野球界って正直封建的な思いを持っている人たち、先輩方がたくさんいる。新庄君が監督になったことで、あーだこーだ言う人は多分たくさんいる。誰とは言わないけど」と心配していた。