中村芝翫 ゆるキャラ「ニャオざね」と公演PR「こういう2ショットはなかなか少ない」

熊谷市のゆるキャラ「ニャオざね」とポーズを決める中村芝翫
熊谷市のゆるキャラ「ニャオざね」とポーズを決める中村芝翫
熊谷市のゆるキャラ「ニャオざね」とポーズを決める中村芝翫
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 歌舞伎俳優・中村芝翫(56)が5日、東京・国立劇場で出演中の「一谷嫩軍記」(25日まで)を、埼玉県熊谷市のゆるキャラ「ニャオざね」とPRした。

 「ニャオざね」は、猫の鳴き声に芝翫演じる熊谷の武将・熊谷次郎直実をプラスしたキャラクター。心強い援軍の来場に「初めてお目にかかります。こういう2ショットはなかなか少ないんじゃないかと思います。悲しいお芝居ですから、まぶたの奧でこの姿が現れたら困るな」と笑わせつつ「応援してくださってありがたい」と感謝した。

 同演目は、一ノ谷の合戦を題材にした時代物の名作。二幕目の「生田森熊谷陣屋の場」は、現在主流の「團十郎型」ではなく、より原作に近く豪快な演出の「芝翫型」で上演される。

 2016年の襲名披露でも初役で演じている芝翫は「あの時は無我夢中でしたけど、今月はなんとなく地に足をついて、熊谷次郎直実という人物が描けるかな」と変化に言及。「今は『團十郎型』が主流になってますけど、若手が今度は『芝翫型』でやりたいって思っていただけるような熊谷を務めたい」と抱負を述べた。

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