天皇陛下は葬儀に参列せず 皇室古来からの慣例 紀子さまは服喪90日
秋篠宮妃紀子さまの父で学習院大名誉教授の川嶋辰彦さんが4日に死去したことを受け、宮内庁は5日、秋篠宮ご一家が4日から喪に服されていることを発表した。
服喪期間はそれぞれ異なり、紀子さまが最長の90日。次女の佳子さまと長男の悠仁さまが30日、秋篠宮さまは7日となる。
皇族の服喪期間は、大日本帝国憲法下の皇室令で規程されており、これは現行憲法では廃止されているが、現在も同令を下敷きに決められる。
古来からの慣例で、天皇陛下は、葬儀などの儀式には参列しない。川嶋さんの葬儀・告別式について、だれが参列するかは明らかになっていないが、これにならうものとみられる。
1999年に上皇后さまの父、正田英三郎さんが死去した際も、当時、天皇だった上皇さまは青山葬儀所で行われた通夜に先立ちご拝礼した。上皇后さまは、当時、皇太子ご夫妻だった現在の天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻らとともに通夜、葬儀に参列した。
2016年11月に営まれた三笠宮さまの葬儀には天皇、皇后両陛下(現上皇、上皇后后両陛下)とも参列されなかった。
川嶋さんは10月19日から都内の病院に入院。孫の眞子さんや佳子さまもお見舞いに訪れていた。