田崎史郎氏、自民・維新の乗り換え連立は否定 公明と「濃度が違う」
ジャーナリストの田崎史郎氏が8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、公明党と連立を組む自民党が、衆議院選挙で大きく議席を増やした日本維新の会に乗り換えて協力する可能性は低いと指摘した。
元財務官僚でニューヨーク州の弁護士資格を持つ山口真由氏は自公の連立を「超洗練された野合」と表現。国家観などはむしろ自民と維新の方が近いと分析した。その上で「場合によっては維新と組みつつ、みたいな路線って考えられないでしょうか」と田崎氏に尋ねた。
田崎氏は現状では自公が「根っこの部分で結びついている」と説明。「地域の交わり、票のやり取り、これは維新とは濃度が全然違いますよ」と自公の結びつきの強さを強調した。さらに「維新っていうのは風の部分がある」と勢いはあるが、根強さは不確定と分析。「それに対して公明党の票ははっきり見える。で、自公の連立はこの後も当面は続くと思います」と計算できる関係であるとし、乗り換えは否定した。