羽鳥アナ、熊田曜子夫裁判でDVに悩む人へ切実呼びかけ「ぜひ第三者に相談を」
フリーの羽鳥慎一アナウンサーが10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、タレントの熊田曜子の夫の暴行罪を問う裁判のニュースを受け、DVを受けている人達へ「ぜひ第三者へ相談を」と呼びかけた。
番組では前日に行われた熊田の夫の裁判を取り上げた。熊田は検察側の証人として出廷。夫から平手打ちを受け「脳が揺れるぐらいの痛みを感じた」などと証言。事件当日の音声データも公開され、夫が「ぶっ殺すぞ」と怒鳴る声なども衝撃を呼んだ。
番組では、内閣府男女共同参画局発表のDV相談件数の推移を紹介。コロナ禍で夫婦が自宅にそろっている時間が増えたこともあり、20年は相談件数が急増している。内閣府男女共同参画局では、電話、メールで24時間相談ができることも紹介した。
玉川徹氏は、男性が女性を「所有物という感覚がベースにあるのでは」と分析。「夫婦だろうが、付き合っている関係だろうが、暴力はダメ」と改めて訴え「基準は会社で殴ったらダメじゃないですか。言い合いになっても殴ったらダメ。家庭でも一緒」と語った。
羽鳥アナは「腕力、体力、一般的に男性が強い」と語り「熊田さんもそうだが、私が我慢すれば、我慢しなければと(考えてしまう)」と心配。そして「家庭内DV、今、コロナ禍で急増、深刻な社会問題です。悩んでいる方、一人で考えず、ぜひ第三者に相談して」と強く呼びかけていた。