細木数子さん死去 83歳 呼吸不全で 六星占術で大ブーム「ズバリ言うわよ!」
占術家の細木数子さんが8日に呼吸不全で亡くなったことが10日、分かった。83歳。娘の細木かおりさんがインスタグラムで発表した。また細木数子六星占術公式HPでも訃報を報告。通夜告別式は近親者のみで執り行い、14日にお別れの会を開く予定。
かおりさんのインスタグラムによると、細木さんは数日前まで「鰻が食べたい」と言って元気な様子だったといい「突然のこと」と説明。「いつかは訪れることだと分かっているけど、いざ直面すると想像以上に悲しい」とつづった。
インスタには数子さん、かおりさんの2ショットをアップしている。
細木さんは独自で編み出したとされる六星占術で大ブームを巻き起こす。六星占術に関する書籍も次々ヒット。「大殺界」という言葉も流行した。
細木さんは2000年代前半にテレビ番組に出演し、人生相談を行っていた。歯に衣着せぬ物言いが人気を呼び「視聴率の女王」と呼ばれるほどだった。
TBS系「ズバリ言うわよ!」、フジテレビ系「幸せって何だっけ~カズカズの宝話~」などのレギュラー番組を持ち、タイトル通り“ズバリ”と物申す人生相談が話題を呼んだ。「地獄に落ちるわよ」などのパワーワードも人気となった。
番組内では、芸能人に改名を勧めることもあった。代表的なのはアニマル梯団のおさる(当時)で、芸名を「モンキッキー」にするよう助言。その後、会見を開き正式に「モンキッキー」への改名を発表した。おさるの相方・コアラも細木の助言で一時「ハッピーハッピー」へ改名している。
08年3月で本業専念を理由にテレビレギュラーを降板。かおりさんは占術の後継者として養女として迎え入れられた。