橋下徹氏、衆院1日で100万円支給に激怒!田村厚労相にも詰め寄った
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演。国会議員の歳費と文書通信交通費について疑問を投げかけ、国の無駄遣いを「改められるわけない」と切った。
会計検査院がコロナ対策のムダを指摘したという話題で、アベノマスクの在庫保管費用が6億96万円かかっていることが伝えられた。ここで橋下氏は「今回、いろいろ調べていた時に、国会議員の文書通信交通滞在費の話が出て、いやになっちゃったですよ」とあきれたように言い放った。
文書通信交通滞在費は書類の発送、通信のため国会議員に支給される費用で、月額100万円、領収書の届け出は不要となっている。橋下氏は「10月31日の投開票日で当選した新人議員、元職の議員が、登庁前で1日しかないのに10月分として丸々100万円出てるんです。新人議員と元職議員が121人、1億2100万円が、あの数時間の在職期間で1人に100万円キャッシュ」と声を荒らげた。
口撃はとどまるところを知らず「日割りでいいじゃないですか、最悪」とぶぜん。ゲスト出演していた田村憲久厚生労働大臣に「なんで日割りにしないんですか」と質問した。
田村氏は「日割りにしているものもあると思うので、そこは議論だと思います」と答えたが、橋下氏は止まらず。「維新の会はずっと日割りっていうのを提案してたのに、これ乗らないと。立憲民主党も野党もこれぐらい乗っからないと。もらう方になったら急に黙っちゃうんですよ」と野党にも矛先を向けた。
さらに、テーブルを指先でたたきながら「わずか数時間で現金100万円、領収書抜きでもらってる。こういう国会の感覚で無駄遣いを改めろなんてできるわけない!」。憤りは収まらなかった。文書通信交通滞在費については、吉村洋文大阪府知事も12日にSNSで「これが国会の常識。おかしいよ」と投稿し、疑問を投げかけていた。