俳優・吉沢亮（２７）が１４日、都内で行われた、主演するＮＨＫ大河ドラマ「青天を衝け」（日曜、後８・００）のトークショーイベントに参加した。

　３３０人のファンを前に、撮影の裏話を披露。今後の放送内容をうっかり“ネタバレ”してしまい「あ…ちょっと待った、今のは…」と焦って笑いを誘う場面もあるなど「お客さんの前でお話をさせていただくこと自体が『青天－』ではなかったので、うれしかった」と頬を緩めた。

　今月８日にクランクアップしたばかり。約１年４カ月に及んだ撮影で役と向き合い続けてきただけに「何も考えない時間がすごく気持ち悪いというか、どうしていいのかわからない」と心境を明かし「何かしたくてしょうがなくて、使い方もわからないのにノートパソコンを買っちゃって。最初の設定の段階で戸惑ってます」と苦笑した。

　日本資本主義の父・渋沢栄一の生涯を１３歳から９１歳まで熱演。「役者としての基礎体力を鍛えられている感じがした。（今後に）絶対に生きてくるだろうなという気はしています」とうなずくと、最終回までの見どころを「どんどん年はとっていくんですけど、栄一のエネルギーは落ちることなく、最後まであの熱量で突っ切る作品になると思うので、楽しみにしていただければ」とアピールした。