藤井聡太竜王の“かわいいおやつ”好きが話題に ネットで拡散、売り切れ続出
第34期竜王戦七番勝負を制して史上最年少四冠を達成した、将棋の藤井聡太竜王(19=王位・叡王・棋聖との四冠)が14日、対局地の山口県宇部市の「ANAクラウンプラザホテル宇部」で一夜明け会見を行った。
最近話題の藤井竜王の“かわいいおやつ”好き。対局中にチョイスしたおやつは、すぐにネットで拡散され、売り切れる現象が続出している。
竜王戦第1局(10月8、9日、東京・セルリアンタワー能楽堂)1日目午前に選ばれたのが「紫芋モンブラン」。セルリアンタワー東急ホテル内ペストリーショップのハロウィーン限定商品で、10月末まで販売。広報担当者によると本局でおやつに選ばれた他2商品と合わせ、売り上げが3~4倍アップ。「想定以上でうれしい悲鳴です」とにっこりだ。
同所では5年連続竜王戦第1局が開催されており、来年の開催に向けて「またかわいいものを開発して、指名を狙っていきたい。野望です」と早くもやる気満々だった。
第2局(10月22、23日、京都・総本山仁和寺)1日目午前には、対局場近くの和菓子店「御室和菓子 いと達」の「くま最中」を選んだ。竜王戦バージョンとして、くまの首元に、竜のうろこカラーである緑色のちょうネクタイがほどこされた商品。通常、1日の売り上げは50個ほどだが“指名”翌日の23日には500個と10倍に。広報担当者は「昨年の竜王戦から2年連続で採用されました」と感激のコメントだ。商品は今後1年間、販売する予定という。
かわいいおやつを初めて選んだのは、王位戦第1局(6月29、30日)1日目午後の「ぴよりんアイス」。名古屋で限定販売中のスイーツ「ぴよりん」の10周年記念として、名古屋マリオットアソシアホテルとコラボした商品で、販売開始直後は開店30分で売り切れる人気となった。(現在は販売終了)。通常の「ぴよりん」も大人気になり7月2日に過去最高の2719個を売り上げ。以降も、ほぼ毎日完売が続いているという。
最年少三冠を達成した叡王戦第5局(9月13日)では、主催の不二家の「コロコロしばちゃん」をチョイス。会見で「ずっと見ていると食べるのが惜しくなる」とコメントすると翌日に売り切れ続出。その後も売れ行きは好調で同社は「想像以上の反響をいただき、改めてその人気と影響力の強さに感服しております」と感謝していた。