【The LDH Times号外】三代目JSB・登坂広臣×BTS・SUGA 価値観は変えられる
デイリースポーツの好評連載「The LDH Times」(最終木曜掲載)の号外として、三代目 J SOUL BROTHERS・登坂広臣(34)の登場です。グローバルな活躍をみせる韓国のボーイズグループ・BTSのメンバー、SUGA(28)が手掛けたソロ新曲「You(Prod.SUGA of BTS)」をリリース。世界トップクラスのアーティストから受けた刺激とは-。
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-ソロ名義「φMI」でのデジタルシングル「ANSWER…SHINE」の収録曲「You」を、BTSのSUGAさんから提供された経緯は。
「HIROさんとBTSの事務所・HYBEの会長のバンさんが、『エンタメで面白いことをやれたらいいですね』って会社同士で話していて。僕もそのプロジェクトに参加させていただいてて。BTSの曲を僕もたくさん聴いたり見たりしますが、SUGA君は自分で楽曲プロデュースして、ソロ活動もしてるので彼とやってみたいと思って。こちらからオファーを出させてもらったら、快く引き受けてくれて。その後、HYBE LABELS JAPANさんとオーディションの合同プロデュースもやることにもなりました」
-SUGAさんから受けた刺激は。
「もちろんBTSは世界No.1アーティストでもあるんですけど、リモートで話をしていると、いち音楽好きな青年という一面を感じました。プロデュースしてもらうという部分で、彼の色に染まるのが一番大事なこと。レコーディングでは結構要望があって、3回くらいやって。僕から『キーを上げて歌おうかな』と提案すると、『それも聞いてみたいです』とか。自分の作品として提供すれば終わりではなく、クオリティーを求める部分はさすがだなと」
-三代目としてBTSが参考になる部分は。
「彼らがこういう立ち位置になったのは、日本のアーティストも中国も韓国も、みんなが刺激的な出来事だと思う。価値観を変えたというか。アメリカで1曲当たった、ということじゃなくて、グローバルマーケットで受け入れられて、そこの位置にいるのが大きい。彼らのプロセスをそのままやっても、当然同じ場所には行けませんが、LDHも数年前からグローバルという部分を意識し始めて、可能なことなんだと彼らが示してくれていると思います」
-三代目はデビュー日の今月10日に新アルバム「BEST BROTHERS/THIS IS JSB」をリリース。10周年記念ツアーも佳境ですが、歩みを振り返って。
「『次の時代へ』という曲を、今回のライブで披露してて。ATSUSHIさんが作詞してくれたファーストアルバムの曲。当時、ATSUSHIさんが僕ら2人に向けて『こうなってほしい』と思いを込めてくれた曲が、時を経てアニバーサリーライブで歌うと、メッセージを言われてた側が、伝える側になれたと感じました。昔はATSUSHIさんに言ってもらったことを表現するのに一杯一杯だったのが、いつしか自分たちがATSUSHIさんの言葉を自信を持って次の世代に伝えるべく、歌えるようになったのはすごく大きいですね」
-EXILEは20周年。TRIBEの次男として感じることは。
「EXILEという名前のすごさを感じます。特に、オリジナルメンバーと駆け抜けてきたTAKAHIRO君とAKIRAさんは、20年を重く受け止めてると、そばで感じます。自分たちも三代目というグループの名前をリスペクトできるのは、グループのひとつの美学ですね」
-岩田剛典さんがソロ歌手活動を開始。アドバイスは。
「メンバーだと僕に最初に話してくれたのかな。『今から言うことを聞いたら、絶対笑うと思うんですけど…』と前置きがあって、『俺、歌手デビューしようと思うんですよ』。さすがに笑いました!!その後、彼が将来描いてることも素直に話してくれて。『やるなら手伝うよ』とレコーディングに立ち会ったり、楽曲も一緒に選んだり。『変にテクニックは使わなくていいと思うよ』という感じの話はしました。自由にやってもらえれば。でも何か…カワイイですよね(笑)」