吉村知事「『日割』でごまかし。経費扱いの制度化大切」 自民&立民の文通費日割合意に
大阪府の吉村洋文知事が18日、大阪府庁で会見。日本維新の会の副代表も務める吉村知事に対し、自民党の高木毅、立憲民主党の安住淳両国対委員長がこの日、国会内で会談し、新人の衆院議員に満額支給された「文書通信交通滞在費」を巡り、臨時国会で日割り支給に変更する法改正を実現する方針で一致したことに見解を求められた。
吉村知事は「日割でごまかそうとしている。1日で満額(100万円)というのを正すのは当然だと思うが、本質的な問題はこれ(文通費)は経費。領収証、精算、返金、経費として扱うことをきちんと制度化することが本質的に大切なこと。本質は触れずに日割だけでごまかして乗り切ろうというのが今の永田町の考え方だと思う」と指摘した。
「維新の会としては日割ではなく、中身の部分について整えていくのか」と聞かれ、「もちろんです。そこが本質ですから。確かに日割のところは、僕も(2015年10月に)そうでした。受けましたし、歴代、満額を全員受けているが、そこを日割でただすというにしても金額が実体に近くなるだけ。大事なのは、そのお金って結局なんなのというところに踏み込んでない。第2の給料なのか?経費なのか?ここには踏み込んでないのが日割法案」と続けた。
さらに、「一般常識として1日で100万円っておかしい。どうやって使うのって言うのはある。ここを正すのは当然。でも、文通費の本質は第2の給料なのか、経費なのか、そこをきちんとしないと。経費なんだから、領収証、精算、余れば返金する。国会議員で活動するから100万円で足りないということになってくるかもしれない。見えてそうなったらそれでいいと思う。今は見えない」とコメント。
そして、「本質が最も重要。維新の会としてもこれからさらに求めていく。本質的に変えなければ。変えていくための法案の審議を願いたい。維新としては法案を出していくことになるので、潰さずにぜひ審議を。どこの政党が賛成、反対するのかしっかり国民に示してもらいたい」と語った。