木下都議に「何も分かってない」と読テレ高岡氏バッサリ 小池都知事に「責任ある」と説明求める
7月の東京都議選の告示期間中などに無免許運転を繰り返していたとして在宅起訴された木下富美子都議(55)が21日午後6時から都庁で記者会見を開き、議員辞職することを表明した。この日午後2時に都庁で小池都知事と直接話をし、辞職を判断したことも明かした。無免許運転については「順法精神が弛緩していた」と謝罪し、免許の再取得はしないことも説明した。
木下都議は2017年の都議選で小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」から板橋選挙区に立候補して当選。今年7月の都議選でも再選されたが、無免許運転での当て逃げが発覚し、都民ファから除名処分を受けた。しかし、都議会の2度の辞職勧告決議を受けるも、辞職拒否していた。
読売テレビ「情報ネットten.」では、会見の冒頭部分などを生放送した。同局の解説委員長・高岡達之氏は「私から言わせると、彼女は何にも分かってません」とバッサリ。「きょう説明しているのは、交通法規、無免許について、お金(議員報酬)をどうしたか。有権者は、交通違反で反省している、みたいなことをテレビカメラの前で言ってもらいたいと思ってないと思います。そんなことよりも、都議として、彼女が委員としての権利を最後まで保持し続けたということ」と声を張り上げた。
また、小池百合子都知事と直接会って相談し、辞職を決意したということにも「小池さんと最後に会って決めたという以上、小池さんから一言あってしかるべきだと思います。小池さんが(選挙で)横に立って応援したからこそ、彼女に入れた(投票した)という人もいると思う。都知事にはそれだけの(説明)責任があると思う」と厳しい口調で詰め寄った。