桂二葉 涙の女性初V 昨年大会の柳家権太楼からの公開説教バネに NHK新人落語大賞
「令和3年度NHK新人落語大賞」がこのほど、大阪市のNHK大阪ホールで開催され、桂二葉(35)が女性で初めて優勝した。9月に東京・大阪で行われた予選を突破した6人による争いを「天狗刺し」の熱演で制した。桂文珍、柳家権太楼、片岡鶴太郎ら審査員5人全員が10点満点とした完全Vだった。
頂点に立った瞬間、二葉は口を押さえ、その後、ほおに両手を当てた。地元・大阪での栄冠。「(会場に)いつも応援してくれはる人がいっぱいいて…」と涙を流し「すいません、すぐ泣くんで」と独特の甲高い声で喜びを口にした。
「権太楼師匠がもっと低いかと思った。ちょっとビックリ」。2年連続での本選出場だったが、昨年は悪夢だった。今年も審査員を務めた権太楼から厳しい言葉を浴びた。「『いろんな噺(はなし)をやった方がいい』『上方らしいネタを』と舞台上で半泣きになるくらい言われて悔しかった」と振り返った。
“公開説教”をバネに続けた努力が実を結んだ。権太楼からも「おめでとう。1年の精進が見える。努力すれば必ず結果を生む。期待してます」と最高の褒め言葉をもらった。
9月の「上方落語若手噺家グランプリ2021」での2位も転機になった。スリリングな賞レースが好きという二葉だが「目線が(優勝)賞金になっている。自分を見失ってる」と気づいた。前日も公園でネタを練習するなど、気持ちを入れ替えて臨んだ。
「(今大会は)女の人が受賞したことがなかったので、一番初めになりたいというのがあったんで、すごくうれしい」と喜びもひとしお。「女に落語はできない」「(座布団を返したり、片付けをする)“高座返し”だけしとけ」と心ない言葉を浴びせられたこともあった。涙の理由を聞かれ「『じじいども、見たか』という気持ち。賞レースがすべてではないけど、認めてもらったっていう、(優勝決定時は)それを一番に思いました」と晴れやかな笑顔で明かした。
今後の目標について聞かれると「朝ドラ出たいとか言っていいですか。大阪弁には自信があるので」とちゃめっ気たっぷり。落語界に新たなスター候補生が誕生した。
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