玉川徹氏 ワクチン3回目接種に「また厚労省の官僚が足引っ張ってんのか」

 テレビ朝日の玉川徹氏が24日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。新型コロナワクチンの2回目と3回目接種の間隔について、政府は現在「原則8カ月以上。自治体の判断で例外的に6カ月も可能」という方針を示しており、前倒しを求める各首長や政府分科会に厚労省が「今は判断できない」「方針は変わらない」と回答していることに「もうね、そういうふうなバカなことはやめましょうよ」と憤った。

 番組では、8カ月とした理由について、厚労省担当者が「先行している諸外国では8カ月で3回目接種を進めていることを参考にした。今後も諸外国の状況は注視していく」と答えたと報道。「例外的に6カ月」の判断基準については「改めてわかりやすく示すために現在整理しているところ」との回答を伝えた。

 玉川氏は新聞記事を参考に「8カ月にした理由なんですけど、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダが2回目接種から8カ月後に3回目接種を行っているとの資料を基に8カ月にしましたと。このイギリス、ドイツは(感染が)再拡大している。だから海外を参考にして8カ月にしましたっていう根拠が失われたわけですよね」と断言。

 分科会でもファイザー製ワクチンの2回目接種後感染予防効果が半減するのは5カ月、2回目から7カ月後には重症化、死亡への予防効果が4割落ちるというデータも提示されたとし「8カ月にこだわる理由ってのが、もう今ないわけですよ」と再びバッサリ。

 にも関わらず、政府分科会の尾身会長が高齢者施設への接種を早めたらどうかと提案したところ、厚労省官僚が「方針は変わらない」と回答したことに「また!また厚労省の官僚が足引っ張ってんのかってしか読めない。なんでできないの。多分これは今までの取材とかも考えてみると、一回8カ月と決めたからってことだと思うんですよ。もうね、そういうふうなバカなことはやめましょうよ、もう」と怒りを込めた。

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