クレヨンしんちゃん声優、直接依頼で2代目決定 防音スタジオで厳重警戒の中
アニメ「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけの声を担当する声優の小林由美子が23日、日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」で、2代目しんのすけ役に決まったときのエピソードを紹介し、大御所声優・神谷明を驚かせた。
この日は「人気声優&アニメ好きが大集合!今夜限りの夢の共演が実現!」として人気声優やアニメ好き芸能人が出演。その中で初登場の小林が紹介された。
明石家さんまから、人気キャラクターの2代目は「すごいやりにくい。乗り越えてきたでしょうが」と水を向けると、小林は「最初はスタジオからお電話を頂いたが『電話では話せないので今すぐスタジオに来られませんか』と」と突然呼び出されたと切り出した。
小林はこの突然の電話に「何の話かわからない。フリーなので請求書を出し間違えたとか、なにか絶対に怒られると。SNSにあげちゃいけないものをあげたとか。絶対怒られるから土下座覚悟で行こうと」と、えらい人に怒られるものだと覚悟してスタジオに向かったという。
行ったスタジオは「防音バッチリのアフレコスタジオでガチャッとドア閉められて」とただならぬ雰囲気にさらに覚悟は固まったようだが、監督から「こういう理由でしんちゃんのしんのすけが代替わりするので、やっていただけませんんかと」と、厳重な環境で依頼があったと明かした。
これに大御所声優の神谷明は「すごい、すごい。(直接依頼は)聞いた事ない」と驚き。神谷クラスでも役を得るのはオーディションだといい、ルパン三世の石川五右衛門役を継承した浪川大輔も「1年ぐらい五右衛門(のオーディションを)受けた」とコメント。
小林はオーディションではなく大役が決まったことに「一生分の運を使った。あとは粛々と、一日一善必ず」と恐縮しきりで振り返っていた。