東京 世界都市の総合力ランクで6年連続3位 首位は10年連続でロンドン
森ビル(東京)のシンクタンク、森記念財団は24日、21年の世界主要48都市の総合力ランキングを発表した。東京は6年連続の3位だった。新型コロナウイルス感染症流行でリモートワークが浸透し、弱点だった「働き方の柔軟性」の指標が大きく改善、総合得点を伸ばした。首位は10年連続でロンドン。
ランキングは「経済」や「居住」など6分野の70指標を総合評価し、毎年発表。今回は新型コロナの影響が初めて反映されたが、上位8都市の順位に前年から変動はなかった。国内では、関西空港の国際線減便が響いた大阪が33位から36位に順位を落とし、福岡は43位から42位へ上げた。
東京は国内総生産(GDP)の高さなどから「経済」は前年と同じ4位を維持。働き方の柔軟性が改善したことで「居住」も12位から9位へ順位を上げた。香港は9位から13位へ下げ、初めてトップ10から外れた。