感染症専門家が警鐘 コロナ感染「2カ月後にはヨーロッパに近い状況に」

 読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」が27日、新型コロナウイルス感染が急増しているドイツ、韓国と日本の状況を比較。感染症や免疫学、ウイルス学が専門の長崎大学大学院教授・森内浩幸氏は、ドイツを筆頭に感染者が増えているヨーロッパとの違いはワクチン接種の開始時期が遅かったことだとし「日本も2カ月後にはヨーロッパに近い状況になるということはいえると思います」と警鐘を鳴らした。

 番組では、7日間平均の新規感染者数がドイツが5万6899人、韓国3400人、日本が110人。人口10万人あたりの1週間の新規感染者数はドイツ478・8人、韓国46・0人、日本0・6人だと報道。ワクチン接種率はドイツの67・7%に対して日本は76・5%(韓国79・5%)とだとし、韓国との違いにはワクチンの種類を挙げ、韓国でアストラゼネカを26・3%使っているのに対し、日本では0・1%だと報じた。

 MCの弁護士・野村修也氏に「ワクチンにだけ注目した場合、日本とドイツでは接種率に違いがありますし、日本と韓国では種類に違いがあります…」と、感染者数への影響を問われた森内氏は「日本とヨーロッパのもう一つの違いは、日本は(ワクチン接種の)スタートが遅かったので2カ月ぐらいのズレがあります」と指摘。

 続けて「2カ月でだいたい抗体の量というのは4倍ぐらい違ってきます。逆に言うと、日本も2カ月後にはヨーロッパに近い状況になるのかなということはいえると思います」と、衝撃的な見解を述べた。

 また、韓国との違いについては「やはり、より有効性が落ちる、そしてその持続期間が短いアストラゼネカのワクチンを特に高齢者を中心にいっぱい使ったことが影響していると思います」と話した。

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