「時かけ」原田知世相手役の高柳良一氏「一生の宝」 現在はニッポン放送総務部長
元俳優の高柳良一氏(57)が3日、都内で角川映画祭「時をかける少女」公開記念トークイベントに出席した。1983年公開の同作で女優・原田知世の相手役・深町一夫を演じた高柳氏は、大学卒業後に俳優業を引退し、ニッポン放送へ。現在は同局で総務部長を務めていると紹介された。
「時かけ」出演について、「いまだに愛されている本当に素晴らしい作品。出られたことは一生の宝だと思っています」と思いを語った。
81年の「ねらわれた学園」でも薬師丸ひろ子の相手役・関耕児でデビュー。男性にも支持を受けた当時を振り返り「事務所の方に『知世ちゃんとかひろ子ちゃんの相手役をしても恨まれない』って言われて。ファンレターの中にカミソリが入っているとかいうことは一切なかった。『コイツだったら安心じゃねえの』っていうのがあるかも」と苦笑した。
芸能界入りのきっかけとなった「ねらわれた学園」のオーディション秘話も披露。高2の秋の修学旅行後に余ったカメラのフィルムを撮りきるために、賞金狙いで応募したといい「修学旅行であと3枚、撮りきっていたら応募していなかった」と意外な経緯を明かしていた。