オミクロン株は「空気感染は可能性ありと思っておかないと」大阪大名誉教授が注意促す
大阪大の宮坂昌之名誉教授が4日、読売テレビ「あさパラS」にゲスト出演し、新型コロナウイルスで新たに発見されたオミクロン株について解説した。
香港では、オミクロン感染患者の向かいの部屋に滞在した人が接触せずに感染した例があったとされている。宮坂名誉教授は空気感染の可能性について「エレベーターなど、どこで一緒になったか分からないので、どう解釈したらいいのか。ただ最悪のシナリオを考えておかないといけないので、空気感染は可能性ありと思っておかないといけない」と注意を促した。
ただし、日本では8割近くの人がワクチン接種を終えている。一度新型コロナウイルスに感染し、かつワクチン接種も終えた人については「よほど大量に浴びない限り大丈夫だと私は思っている」と私見を示した。
また、外国人の入国制限によって今月の国際試合・大会が軒並み中止されている件に関連し、来年2月の北京五輪についても「今後の広がりにもよるが、今の段階ではかなり影響があると思う」と見通しを出した。ゲストの武田真治が「中国国内でオミクロン株の感染者数が0なんですよね?」とこれまでの統計を疑問視。宮坂名誉教授は「これは額面通りに取っていいのかどうか疑問です」と答えていた。