岩井志麻子「かわいさで生き残る」一時月収5万円も 鬼束ちひろには「もったいない」
作家でタレントの岩井志麻子(56)が、都内で作家デビュー35周年取材会を行った。21歳で作家デビューし、99年発売「ぼっけえ、きょうてえ」で2000年に山本周五郎賞を受賞。数々のホラー作品を生み出す一方、“エロくて変なオバちゃん”キャラで、テレビで活躍している。
今年6月に「でえれえ、やっちもねえ」を発売した。代表作「ぼっけえ、きょうてえ」の正当後継作。コロナ禍の中でレギュラー番組が終了し、一時月収が5万円となったと明かし、「テレビがなくなっても生きていかないとと思って相当気合、思いを込めて書きました。コロナがなければこの小説を書けなかった。今はテレビがなくなっても私は小説家だから動じることないです」と強い思いを明かした。
岡山から1人上京してきた頃は強く生きようと思っていたというが、現在は「広義のかわいさで生き残ろうと思います。だめなやつがかわいいという。コロナは死滅してほしいけど、私は変異しながら生き残ります!」と宣言した。取材会にヒョウ柄のバニーガール姿で登場し、21歳時のパスポート写真の前でセクシーポーズを決め、「草食から肉食に、うさぎからヒョウになった。ヒョウだけど今後もかわいがられて生きていきたい」と笑った。
救急車を蹴る事件を起こした歌手の鬼束ちひろ(41)については「あの方は生き残れるものをいっぱい持っている、美貌であり、才能であり。もったいないと思いますけど。才能が本当に担保としておありなんで、本当に原点に戻ってもらうしかないですね、はかなげな清純そうな歌を歌う人に」と話した。
岩井は作家デビュー35周年記念トークライブ「志麻子祭」を12月7日、東京・新宿のロフトプラスワンで開催する。