玉川徹氏、文通費で「ワイン沢山買った議員もいる」 使途公開に慎重な与党批判

 テレビ朝日の玉川徹氏が7日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。国会議員の文書通信交通滞在費(文通費)の法改正が今国会で見送られる見通しとなったことに、「やっぱり問題の本質が分かっていない」と与党の姿勢を批判した。

 番組では、問題になっている国会議員の文通費の法改正が見送られる見通しとなったことについて議論。文通費の日割り支給については与野党賛成で意見が一致しているものの、使い道の公開については野党は賛成しているが、与党は慎重であると紹介した。これについて玉川氏は「やっぱり問題の本質が分かっていない」と与党の姿勢に苦言を呈した。

 続けて「なぜ領収書添付の話をずっとしていたかといえば、透明性なんですよ。なぜ透明性が必要かといえば、透明性がなければ、政治のことを信頼できないからなんですね。今、与党でも言ってますよ『政治の信頼を取り戻す』って。取り戻すなら、一丁目一番地が透明性なんですよ。透明性という大きな枠の中に文書通信交通滞在費の問題もある」と指摘した。

 さらに「極端な話、月100万じゃなくてもいいですよ。その代わり全部公開して、使い道を与野党でチェックすればいいじゃないですか。百歩譲って返さなくていいから、一気に全部やろうとすると、みんな慎重になりますから、まずは公開。ここだけは突破してほしい」と訴えた。

 文通費の使われ方の実態についても触れ、「前に聞いた話で、参院議員で次の選挙に立候補しないと決めた人なんかは、残り4年間は使い放題で、『ワインいろいろ買っちゃった』なんて人もいて。そういう使い道じゃないんですよ。そういうこと正々堂々と僕にしゃべっちゃうぐらいのものですから。自民党の人もよく聞いてくださいよ、政治の信頼のためですから」と強く訴えていた。

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