俳優・城田優が７日、大阪市内で、主演・演出を手がけるミュージカル「カーテンズ」の会見に出席。１１月からスタートしたＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でナレーション（語り）を務めており、「たくさんの方に喜んでいただいているようで、友人や知人が『朝ドラ、ナレーションいいね』と言ってくれて。最初は正直、不安な要素もあったんですけど、一安心しています」と笑顔で反響を明かした。

　演出も担当する今作は、２００７年にブロードウェイで初演。殺人事件をきっかけにした劇中劇のスタイルで、城田は「僕の演出は芝居にこだわるタイプ。歌、ダンス、芝居…この３つを一体化したい」と熱く語った。

　昨年９月末で長年所属した大手芸能事務所を退社。「（主演・演出の）お話をいただいたのがちょうど独立のころ。ミュージカルの演出が独立後初めてとなり、（これも）チャレンジだな、と」と思ったという城田。「演出家としての強みは、俳優を（現在進行形で）やっている、ということ。役者の気持ちを第一に考えられる」と話し、「（一緒にやった人たちからは）『城田はお芝居にすごく細かいし、うるさい』と言ってもらえているようです」と笑った。

　プライベートでも仲の良い三浦翔平も今作でミュージカルに初挑戦する。「（実は）彼はミュージカルが好きで、友人の中でもトップクラスで見に来てくれてる。知り合ってから、ほぼほぼ僕の作品を見に来てくれて。総評もしてくれて、鋭い意見も言ってくれる。『ぜひいつか（ミュージカルに）挑戦したい』と話していて（今回出演を）提案した」と裏側を明かしながら、「『（演出家も）あなたの言うことを聞く』と言ってくれて。もうダンスのレッスンも始めてて、やる気満々。センスもいい」と期待していた。

　来年２月２６日～３月１３日が東京国際フォーラムホールＣ、３月１８～２２日が大阪。新歌舞伎座など。