カンニング竹山「正義の味方と悪者と見ると危険」 自民党の裏金要求疑惑問題で
タレントのカンニング竹山が8日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演。自民党の泉田裕彦衆院議員が、衆院新潟5区の選挙の際に同党新潟県議の星野伊三夫議員から裏金を要求されたと告発した問題について、「正義の味方と悪者と見ちゃうと、危険じゃないかなと思ってしまう」と、通常の告発とは違い、単純な構図ではないと分析した。
この問題を巡っては、泉田議員が3日に星野氏から裏金を要求されたとする音声データを公開。その一方で、新潟県の長岡支部が6日、泉田氏を新潟5区の支部長から解任するよう同県連に求めるなど、問題は泥沼化している。
竹山は「初め聞いたときに、ひどい話だなと思ったんですけど。確かに政治の裏金や汚い金は全国的になくなればいいなとは思っているんですけど」と前置きした上で、「告発というところで泉田さんはおっしゃったけど、実はその裏には別の考えがあって。地元との関係性とか。そこに我々は惑わされちゃいけないという気がちゃっとしますね」と単なる告発ではなく、複雑な事情が絡んでいると推察した。
竹山は選挙の裏金の問題については「そこは正していかなきゃいけないと思いますけど」としながらも、「ちょっとこの問題はあまりにも奥がありそうだから。これと選挙の裏金の問題を一緒に議論しちゃうと、何か違うような気がする。議論損というか、巻き込まれている気がするんですよ」と話した。