女優・松本まりか（３７）が、インターネット放送局「ＡＢＥＭＡ」で２４日午後９時から生放送される特別番組「松本まりかクリスマス２４時間生テレビ」で、恋愛ドラマを制作することが１４日、分かった。全ての撮影を２４時間以内にこなして、番組内で完成作品をお披露目する。奇想天外なチャレンジに、主演として「きっと人生で最も過酷なクリスマスになるでしょう」と覚悟を決めた。

　恋人たちが甘い時間を過ごす聖夜に、サンタクロースもビックリの厳しいミッションが課された。仰天オファーを受けた松本は、「無茶だ！出来るわけない！！」と一度は固辞。総合演出を担当するヒットメーカーの鈴木おさむ氏とは、ドラマ「先生を消す方程式。」などでタッグを組んだ気心知れた仲とあって、「おさむさんからの力強い魔法の言葉を私は信じてみたくなったのです」と心変わりしたという。

　番組内でクランクインから撮了まで迎え、最終的に１時間程度の恋愛ドラマを完成させる。ドラマ作りの一部始終にカメラが密着。「撮っていく過程もＮＧもハプニングもメイク直しもあられもない姿も、その裏側も全てを見せるという俳優、いや、女優としてあるまじき前代未聞感。一生に一度の挑戦です。腹をくくって挑みます」と恥も外聞もなく役者魂を燃やす。

　松本が演じる主人公・赤井雪の、１０年間に出会った男性６人との恋愛模様を描くストーリー。東京のホテルの一室で過去のクリスマスを思い起こしていると、さまざまな記憶がよみがえる。有名俳優との恋だったり、浮気されて暴れ回ったり、レンタル彼氏に頼ったりと、いずれの恋も幸せな結末に至っていないが…。

　撮影現場から離れない、イブの夜からの特別な２４時間。「素晴らしいスタッフさんと規格外の企画はおさむさんからいただいた人生最高のクリスマスプレゼントになりそうです」。恋する乙女のように心をときめかせていた。