松尾貴史、胸に違和感で自ら病院に 肺塞栓症も生活には問題なし、12月の公演中止
“キッチュ”の愛称で知られるタレントで俳優の松尾貴史(61)が肺塞栓(そくせん)症のため入院したことが15日、分かった。所属事務所「古舘プロジェクト」の公式サイトなどで公表された。
松尾は16日に長野・上田市交流文化芸術センターでスタートする舞台「鴎外の怪談」で主演する予定だった。同公演を含む、12月公演は中止となった。
公式ページでは「二兎社公演『鴎外の怪談』に関する重要なお知らせ」と題して松尾の入院を伝えた。「鴎外役を勤めておりました松尾貴史が、肺塞栓症で緊急入院したため、以下の公演を行うことができなくなりました」と上田市、山形・山形市の東ソーアリーナ(19日)、滋賀・大津市のびわ湖ホール(25日)の3公演を中止すると報告。2022年1月以降については「公演は行う予定です。」とした。山形公演については「延期検討中」と注釈が付けられている。
所属事務所の担当者はデイリースポーツの取材に「現在は経過を見るために入院しています」と認めた。担当者によると、松尾は14日の夜に胸に違和感を感じ「念のため」と自ら病院を訪れた。検査の結果、肺塞栓と診断された。
そのまま入院となったが、日常生活なども問題なくできる状態だという。ただ、舞台を控えていることもあり、まずは治療を優先した。1月8日、「鴎外-」の兵庫・西宮市の兵庫県立芸術文化センター公演からの復帰を目指している。
肺塞栓症は肺の血管が突然詰まる症状。「エコノミークラス症候群」の名称で知られている。