暴行の罪で熊田曜子夫に罰金20万求刑 夫は「(裁判を)やる意味あったのか」
妻でタレントの熊田曜子(39)の顔を平手でたたいたとして、暴行罪に問われた会社経営者の夫の第4回公判が16日、東京地裁で開かれ、検察側は罰金20万円を求刑した。
この日は論告弁論が行われ、暴行罪が成立すると主張した検察側は「動機に酌量の余地はない。真摯に向き合う態度が見られず、争点をぼかし、反省の情が見られない。猛省を促し、再犯を防ぐためにも」として、罰金20万円を求刑した。
弁護側は改めて無罪を主張。裁判長から「最後に言いたいことは」と促され、証言台に立った夫は「家庭のことでいろんな方に迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した上で「7月に検察の取り調べを受けた際に妻の不貞に関する質問を受けたが、この裁判に関しては(不貞疑惑が)十分に審理されず、疑問を感じる」と不満を述べた。
続けて「不貞を明らかにしたかったのではなく、なぜ妻が嘘をついたのか客観的に評価してほしかった。刑事裁判は初めてで、失礼ながらやる意味あったのかというのが素直な感想」として「子供のためにもやってないことは認められない。フェアな判断をお願いします」と述べた。
起訴状などによると、夫は5月18日未明に酔って帰宅し熊田のでんぶを蹴り、平手で顔面をたたいたとして罪に問われている。初公判で夫は否認し、無罪を主張。第二回公判で証人として出廷した熊田は涙ながらに被害を訴えており、双方の主張が真っ向から対立していた。判決は23日に言い渡される。