妻でタレントの熊田曜子（３９）の顔を平手でたたいたとして、暴行罪に問われた会社経営者の夫の第４回公判が１６日、東京地裁で開かれた。

　検察側は「真摯に向き合う態度が見られず、争点をぼかし反省の情が見られない」と指摘し、夫に罰金２０万円を求刑した。

　弁護側は改めて無罪を主張した。夫は最後に「７月に検察の取り調べを受けた際に妻の不貞に関する質問を受けたが、この裁判に関しては十分に審理されず疑問を感じる」と不満を述べた。

　「不貞を明らかにしたかったのではなく、なぜ妻が嘘をついたのか客観的に評価してほしかった。刑事事件は初めてですが、失礼ながら本当にやる意味あったのかというのが素直な感想」と話し「３人の娘のためにもやってないことは認められない。フェアな判断をお願いします」と訴えた。

　判決は２３日に言い渡される。