野口聡一宇宙飛行士 前澤氏挑戦を歓迎「宇宙行き一般的に受け入れられるきっかけに」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士の野口聡一氏(56)が16日、大阪市内で行われた「宇宙飛行記念品返還式」に出席し、実業家の前澤友作氏(46)らが、日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していることを「日本人が宇宙に行くということが一般的に受け入れられる素晴らしいきっかけになっているのでは」と歓迎した。
野口さんは昨年11月から今年5月にかけて3回目の宇宙飛行を行った。現在、ISSに滞在中の前澤氏と、マネジャーの平野陽三氏について「今年、日本人が4名、宇宙に行く年になった」と意義を強調。同じJAXA宇宙飛行士の星田彰彦さんも今年、宇宙から帰還しており「政府のお金で行く2人と民間のお金で行く2人と非常にバラエティーに富んでいる」とした。さらに「彼らの無事の帰還を今は静かに祈っているところ」と願った。
野口さんは自身が宇宙飛行に携えた「2025年大阪・関西万博開催を応援する旗」を日本国際博覧会協会に返還した。