神田沙也加さん急死に芸能界衝撃 元夫・村田充「彼女の歌声は、まるで天使のようでした」
ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」で主人公アナ役の日本語吹き替えを担当するなど声優、女優、歌手として活躍した神田沙也加さんが18日午後9時40分に死去した。35歳。東京都出身。18日午後1時頃、滞在していた札幌市内の22階建てホテルの14階屋上部分で倒れているのが見つかった。
ディズニーアニメ映画「アナと雪の女王」シリーズで共演した女優・松たか子(44)や、初ミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」(04年)の演出家・宮本亜門氏(63)らがSNSで追悼した。
「アナ雪」では神田さんがアナ、松は姉エルサの日本語版声優を担当した。松はディズニー公式ツイッターで「私にとってかけがえのない宝物です。ものがたりにふれれば、アナはいつでもわたしたちにはなしかけてくれ、ほほえみかけてくれます。ありがとう、アナ」と感謝した。
宮本氏は「娘のような沙也加が亡くなった」とツイートし、「どうしても寂しくて、悔しい」と惜しんだ。当時、オーディションを勝ち抜いた神田さんが「『有名人の娘だから受かったのですか?』と、大きな目で食いつくように聞いてきた」と回想。「嫌、絶対違う!君が1番素晴らしかったからだ!」と伝えると「私、本物になりたいんです」と決意を語ったという。
さらに「『負けるわけないですよ』を口癖に、頑なに本気で演じ続け自分の道を貫き通した」と、神田さんの人柄をしのんだ。
自身の主演ミュージカル「Endless SHOCK」で共演したKinKi Kidsの堂本光一(42)は「4ヶ月連続の公演を共に戦った日々は 今でも自分にとってかけがえのないもの」と振り返り、「自分がもう一度出たいと思う作品は 観に行くと実現しない気がすると それを叶える為に観に来ないけど いつも『頑張って』と声をかけてくれておりました」と、神田さんの残した言葉を紹介した。
最後の舞台となってしまった「マイ・フェア・レディ」で共演した別所哲也(56)は「まだ気持ちが追いつかない」、寺脇康文(59)は「心が、ついてきません」と、整理できない気持ちを吐露。
ミュージカル「赤毛のアン」で共演した高橋愛(35)は「学んだことばかり」とつづり、ドラマ「ヤンキー母校に帰る」で共演した加藤夏希(36)は「旧友として、サーヤが天国でも笑っていられますように」と祈った。
元夫の村田充(44)は「彼女の歌声は、まるで天使のようでした」としのんだ。
訃報を伝えた生番組のMCも、和田アキ子(71)、中山秀征(54)、東山紀之(55)が神田さんを悼んだ。