ＡＢＣラジオは２０日、「おはようパーソナリティ道上洋三です」（月～金曜、前６・３０）の放送内で、脳梗塞で倒れリハビリ中の道上洋三アナウンサー（７８）が、来年３月末で卒業することを発表した。

　この日、代役でパーソナリティを務めた伊藤史隆アナウンサー（５９）が説明した。道上アナウンサーは９月１１日、体調の異変を訴えて緊急搬送。早期発見で一命を取り留めたが脳梗塞の発症が判明し、投薬治療などを受けてリハビリを続けてきた。以下、番組内での発表全文。

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　ここでお知らせがあります。現在、お休みをしている道上洋三さんについてです。

　９月１１日に脳梗塞で緊急入院してから、３カ月と少しがたちました。いまはリハビリ専門施設がある病院に転院して、治療を続けています。

　いまは右足はうまく動きませんが、装具を付けて歩くためのリハビリを行っています。また、こちらが話している言葉は理解していますが、うまく言葉がでてきません。

　そのため唇や下を動かすリハビリを行い、スムーズに話ができるよう頑張っています。しかし、現時点での診断では治療やリハビリには時間がかかる見込みです。

　ＡＢＣラジオとしてこれまで、ご家族を含めて協議を重ねて参りましたが、道上さんが７８歳という高齢に加え、月曜から金曜に毎朝５時出社、２時間半の生放送という厳しい条件でお仕事を引き続きお願いするよりは、その前にまずはとにかくご自身のペースで、しっかり治療に専念していただきたいと判断し、道上洋三さんには来年３月末で、番組を卒業していただくことになりました。

　道上さんは４５年の長きにわたって、リスナーの皆さんと過ごしてきました。おはようパーソナリティの卒業は、ともに過ごしてきたリスナーの皆さんにとって、悲しくつらい事実だと思います。ＡＢＣラジオとしましては、道上さんがとにかく治療に専念してもらい、皆さまにまた声が届けられるようになるよう、応援し、見守っていこうと思います。

　３月末で『おはようパーソナリティ道上洋三です』は、まる４５年になります。来年３月末まではＡＢＣのアナウンサーが引き続き、ピンチヒッターを努めて参ります。道上さんの状況は今後も随時、番組内でお知らせしていきます。

　繰り返しお伝えしていきます。皆さまに４５年、愛していただいた『おはようパーソナリティ道上洋三です』、道上洋三さんは３月末で卒業させていただきます。以上、ＡＢＣラジオからのお知らせでした。

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