滞在先の札幌市内のホテルから転落し、亡くなった歌手で女優の神田沙也加さん（享年３５）との突然の別れ。芸能界からは追悼の思いが寄せられている。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」カンパニーのメンバーは、「まだまだ受け止め切れない　信じられない」（朝夏まなと）いう心境を吐露しながら、「顔をあげてがんばる」（同）、「前を向いて、（中略）僕らは一人じゃない」（相島一之）というメッセージが発信されている。

　沙也加さんは１８日正午開演の「マイ－」札幌公演に主演のイライザ役で出演予定だったが、姿を見せず、Ｗキャストの朝夏が代役を務めた。同午後１時ごろ滞在先のホテルの１４階屋上スペースで倒れているのが発見され、その後、死亡が確認された。

　朝夏は突然の悲報に「なにから書けばいいのかな　まだまだ受け止めきれないけれど　信じられないけれど」と胸中を吐露。「今も『まーちゃん、ぎゅーってして！！』って笑顔で走ってくる姿が目に焼き付いて離れない　愛しくて力いっぱいハグしたよ」などと、在りし日の姿を思い、「これからも心でぎゅーしてるからね　さーちゃん　顔あげてがんばるよ　私たちの愛する舞台にするために…見守ってね」とつづった。

　歌手のＭａｙ　Ｊ．も１９日深夜、ツイッターを更新。「いつも会うたびにギュッと抱きしめてくれて、言葉を交わさなくても分かり合える絆を感じていました」などとつづった。Ｍａｙ　Ｊ．は、沙也加さんがアナ役の声優を務めた「アナと雪の女王」のエンドソング「Ｌｅｔ　Ｉｔ　Ｇｏ～ありのままで～」を担当した。

　朝夏、Ｍａｙ　Ｊ．とも、沙也加さんから「ぎゅーっ」「ギュッ」と抱きしめられている写真を添えている。

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