Ｘ　ＪＡＰＡＮ・ＹＯＳＨＩＫＩが２３日、都内で行われたディナーショー発表会見に登場した。コロナ感染拡大後は拠点の米・ロサンゼルスから離れず、１１月上旬に約２年ぶりに帰国。コロナ状況下での生活を「６００日ぐらい外食してなくて。一人だけでご飯を食べていたので、そういう苦しみからすると（ディナーショーを）２００公演できますね」とジョーク交じりに回想し、日本食への愛着もあふれさせた。

　久々の公の場で、健在ぶりをこれでもかと印象づけた。対面取材は１９年１２月の「ＮＨＫ紅白歌合戦」関連会見以来。ＹＯＳＨＩＫＩは本題に入る前に「ピアノ弾いちゃおうかな」と切り出すと、代表曲「Ｆｏｒｅｖｅｒ　Ｌｏｖｅ」を演奏し、いきなりサービス精神を発揮した。

　当初は今週中に再渡米の予定も、オミクロン株の感染状況を鑑みてキャンセルしたという。日本滞在が延長され、「ラーメン、おいしいお寿司が食べたいです。おせち料理も食べられるのかな」と“故郷の味”に心を弾ませた。

　２０１４年から恒例だったディナーショーは、コロナ禍で中止していたが、３年ぶりの開催となる。来年８月に東京２０公演が決まり、「アナウンスだけでこれだけ感激するのに、ショーをやったらどうなっちゃうんだろう」とファンとの再会を心待ちに。「パンデミックを経験し、ハイブリッドなエンターテインメントになると予想しています。デジタルの世界でも同時に表現して、オンラインでも違った形で見られて」と構想を説明した。

　会見では医療従事者らへの慈善活動に対して贈られた、紺綬褒章もお披露目した。ラストはスタッフに急きょ準備してもらったサンタクロースの帽子をかぶって、「悪くない！！」とノリノリ。「きよしこの夜」を奏でて、クリスマスムードに浸っていた。