長嶋一茂、4回転半挑戦の羽生「リスク負ってトライするのはすごい」 満身創痍も指摘
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が24日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、世界初の「4回転半」挑戦を明言しているフィギュアスケートの羽生結弦に対して、「リスクを負ってでもトライしにいくところはすごい」と話した。
番組では、この日からフィギュアスケートの全日本選手権で8カ月ぶりの実戦復帰を果たす羽生を取り上げた。11月に右足首じん帯を損傷しGPシリーズを欠場するなど、ケガに悩ませられる中、「4回転半」に挑戦する、羽生のこれまで思いなどについても紹介した。
羽生が4回転半含んだ演技を「完成形」と位置づけていることに、一茂は「年齢的には27歳でまだまだなんですけど」と話した上で、「彼の中で満身創痍な部分があって。足首も悪いし、多分ひざも悪いだろうし。ボクら中継でしか見てないんで、すごいきれいに優雅に飛んでいるところしか見てないと思うんですけど。練習で1000回ぐらいトライしたって言ってたじゃないですか。その中で相当転んだりとか、あの硬い氷の上に叩きつけられてる場面て見てないんで。すごく体の中に衝撃として入って、けがにつながっている」とこれまで相当の負担がかかってきたことを指摘。「そんな中、リスクを負ってでもトライしにいくところはすごいと思います」とたたえた。
これに応じた司会の羽鳥アナも「音楽流れているから、着氷の時に全然音聞こえないですけど。練習の時見に行ったらすごいですよ。『ガッシャーン!』っていいますから」と着氷の際の衝撃の大きさを明かした。
さらに一茂は「スケートの金具と氷が引っかかる部分、(体を)ひねるじゃないですか。足首とかひざとか腰とか、相当、衝撃や負担が加わって、ちょっとずつちょっとずつ蓄積している。『完成形』ということで言うと、早く自分を完成させたいという思いがあるんじゃないですか」と羽生の心情を思いやった。