紅白歌合戦2年連続締め MISIA大トリ!福山雅治がトリ 新たな出場者と交渉中

 大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・30)の曲順が27日、発表された。2年連続で紅組のMISIA(43)が大トリ、白組の福山雅治(52)がトリを務める。トップバッターは紅組のLiSA(34)で、白組の郷ひろみ(66)が続く。紅組21組、白組22組の出場者が発表されているが、一坊寺剛チーフプロデューサー(CP)は「時間の許す限り考えていきたい」と、新たな出場者と現在も交渉していることを示唆した。 

 昨年と同じ布陣で1年を締めくくる。福山が「道標~紅白2021ver.~」を披露し、東京五輪開会式で国歌独唱の大役を務めたMISIAが「明日へ 2021」で歌い納め。一坊寺CPは「日本のトップアーティストのお二人の最高の歌で来年は良い年になってほしいと考えた」と説明した。

 紅白交互の歌唱が通例だったが、今年は同じ組が連続で歌唱する形が目立つ。今年は「カラフル」をテーマとするだけに、ジェンダーレスなど時代の変化を意識したものとみられる。これを一坊寺CPは「これだけ素晴らしい皆さんがいるので、僕らなりに良い形をくみ上げていった結果」と説明した。

 NHKホール改修中のため、今年は東京国際フォーラムで開催。昨年同様の新型コロナ感染防止対策を採りながら、異なるステージで行われる紅白を一坊寺CPは「NHKホールではできないことにチャレンジしようとしている。結構面白い演出ができるんじゃないか」と自信を見せた。

 また、新たな出場者が増える可能性を「まだ27日で諦めきれないので、もうちょっとなんとかできないか頑張りたい。ご期待の高いアーティストの皆さんに相談していくことを、時間の許す限り考えたい」と話した。

 また、歌手で女優の神田沙也加さんが18日に急逝。NHKは母で歌手の松田聖子(59)の出場辞退を25日に発表していた。曲順発表を受け、一坊寺CPは「今日このように発表させていただいた形で少しでも楽しんでもらえるよう、次の年への希望を感じていただけるような番組になるよう精いっぱい尽くす。それが本心です」と話し、松田に向けては「(コメントを)差し控えさせていただきます」とするに留めた。

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