まふまふ 名前は「後悔し続けています」 紅白で「故郷」インターネットとテレビの架け橋に
「第72回NHK紅白歌合戦リハーサル」(30日、東京国際フォーラム)
ネット界で人気を集めるクリエーターで歌い手のまふまふ(年齢非公表)は初出場。この日も黒いマスクをして登壇したが、本番のテレビ初歌唱ではマスクを外して「命に嫌われている。」を歌う。「音楽を志す者にとっては夢の舞台。自分がまさか出演させていただくことになるとは思ってなかったので、全力で頑張りたい」と緊張した表情で話した。
インターネットの世界を「故郷」と表現し「自分がインターネットの人間として、由緒正しい歌番組に出させていただくことが実現するくらいに、認めてくれるようになった証明になるのかなと思っていて。(今は)かなえられなかった夢を、インターネットを活用してかなう世の中になっていて、もっとインターネットを知らない人に良さを伝えたいし、僕が歌い手として出させていただくことが小さなきっかけになったら良いなと思っている」と強い思いを明かした。
テレビの影響力を「今回出場が決まったときに、自分がどれだけ情報を発信しても広まらなかったくらいの現象が起きて、やっぱり偉大だなと思いました」と明かし、インターネットもテレビも「どっちもすばらしいと伝えていきたい」と話した。
「まふまふ」というハンドルネームは2010年の活動を開始から使用しているが、「友達になんとなくつけてもらったあだなをそのまま活用してて、まさか紅白に出るとは10年前は思わなかったので、戻れるならその名前だけはやめておけと。後悔し続けています」と明かし、今名前をつけられるなら「ぱっと思いつかないですけど、ひたすらうらやましいですね米津(玄師)さんが。かっこよすぎませんか」と嘆いていた。