「ジョブチューン」ジャッジで料理人が試食拒否 ネットざわつく「失礼」「納得」
1日にTBS系で放送された「ジョブチューン~元日SP~」のジャッジ企画「ファミリーマートVS超一流料理人」で、料理人の1人がメニューを食べないというハプニングが発生した。
ファミリーマートが出したメニューは「和風ツナマヨネーズ」。税込定価118円の定番のおにぎりだ。ジャッジする料理人たちが味を確かめる中、“イタリアンの鬼才”と言われる「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」の小林幸司氏は、おにぎりをさまざまな角度からチェックするも口にしなかった。
MCの同局の杉山真也アナウンサーが「小林さん、何かありましたでしょうか」と尋ねると、小林氏は「いや、ぼくもういいです」。杉山アナが「召し上がらない」と確認すると「ハイ」と言い切った。杉山アナが「おいしいか、おいしくないかの判断なので、一口だけでも召し上がっていただきたいのですが」と再度すすめたが、小林氏は「『おいしい』『おいしくない』はまず食べてみてじゃないですか。このおにぎりは、ぼくに食べたいって気にさせない」とかたくなだった。
ファミリーマートのおむすび開発担当・椎名氏が涙声で「長年愛されてきた商品で、毎年、おいしくできるようにリニューアルを重ねて」と説明。この“説得”に小林氏はようやく一口食べてジャッジを行った。
結果は合格2、不合格5。小林氏も当然「不合格」の札を上げた。小林氏は「椎名さんごめんなさいね。ビジュアルって大事じゃないですか。このビジュアルがぼくの中ではどうしても許せない」と説明した。「合格」の札を出した中国料理「美虎」の五十嵐美幸氏は、価格も含めて「支持されている理由が分かりました」と理解を示していた。
小林氏の「食べない」という姿勢にネットでは「演出だとしてもこれはひどい」「まず食べないのが失礼」「正月から不愉快になった」と批判的な意見があふれた。ただ「料理に対して真摯(しんし)に向き合ってる納得の理由だったし、なんなら食べてた」「その後食べてた」と最終的にはきちんと食べた上でのジャッジだったとフォローする声もあった。