MISIA 紅白歌手別視聴率最高39・2% 藤井風との最強タッグで記録

 大トリを務めたMISIA。右は藤井風
 福山雅治
 鈴木雅之(左)と桑野信義
3枚

 昨年大みそかに放送された「第72回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・30)の毎分世帯視聴率が4日、明らかになり、2年連続大トリのMISIA(43)が歌手別トップの39・2%をマークした。午後11時39分、サプライズで藤井風(24)とコラボした「Higher Love」のラストで記録した。今回の平均世帯視聴率は歴代ワーストの34・3%(第2部)で、瞬間最高視聴率も39・3%と40%割れした。(数字は関東地区。ビデオリサーチ日報調査データをもとにデイリースポーツが集計)

 MISIAの熱唱が視聴者の胸を揺さぶった。メドレー2曲目の「Higher-」で、歌手別最高の数字をたたき出した。

 作詞作曲を手がけた藤井の存在も大きかった。自身の出番で、岡山の実家から“テレポート”して会場に出現したのに続くサプライズでサポート。最強タッグで午後11時37分に38・3%と暫定最高値を塗り替えると、同39分のラストで39・2%に跳ね上げた。

 昨年7月23日の東京五輪開会式でも美声を響かせた“歌姫”は、番組全体の最高値もマーク。午後11時42分の39・3%は、全歌唱を振り返るVTR後で「2022年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように、明日への思いを込めて歌いましたので届いたらいいなと思います」などと語る場面だった。

 歌手別2位は2年連続白組トリの福山雅治(52)で36・5%。3位は鈴木雅之(65)の36・2%で、中盤の午後10時20分台ながら大健闘した。4位は鈴木の後を受けたゆずの35・9%、5位は薬師丸ひろ子(57)の35・8%だった。

 若年層の取り込みが期待された、ネットで10代から圧倒的な人気を集めるマルチクリエーターで歌い手のまふまふ(年齢非公表)は、トレードマークの黒いマスクを外して歌唱し、31・7%。生田絵梨花(24)の卒業ステージとなった乃木坂46は、曲のラスト、ピアノを演奏し終えた生田が涙ぐみながら話した午後10時に33・5%を記録した。

 なお、前年の最高値は47・2%。活動休止前、最後の出演となった嵐の歌唱時だった。

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