歌手・斉藤京子さん死去 脳卒中で倒れ闘病
民謡歌手の斉藤京子(本名・齋藤京子)さんが1月2日午後10時43分に、廃用症候群のため都内の病院で亡くなっていたことが5日、分かった。85歳。所属の「斉藤京子音楽事務所」を通じて、日本歌手協会が報道各社に文書を送り発表した。
斉藤さんは2018年11月、脳卒中で倒れ、闘病を続けていたという。通夜は8日午後6時から、葬儀・告別式は9日午前10時から、東京・品川区の桐ヶ谷斎場で営まれる。喪主は夫の齋藤徳雄(さいとう・のりお)さんが務める。
斉藤さんは民謡歌手の二代目・大船繁三郎と函青白糸の娘。「民謡の申し子」として4歳で初舞台に立った。17歳で「新タント節」でデビューし、三橋美智也とのデュエット「お花ちゃん」は100万枚を超えるヒットを記録した。
女優としても81年の映画「マタギ」に出演するなどし、フジテレビ系「いただきます」のレギュラーも務めた。90年には文化庁芸術祭賞、05年には日本民謡協会名人位を受け、現役で日本民謡プロ協会名誉会長を務めていた。