倉持医師、オミクロン株「『死者が少ないから軽い』は大間違い」と第六波に警鐘
宇都宮市「インターパーク倉持呼吸内科」の倉持仁院長が5日、TBS系「ひるおび!」にリモート出演し、新型コロナウイルスの“第六波”について「死者が少ないから軽いというのは大間違い」と指摘した。
オミクロン株の感染者について、当初の全員入院という基準が見直されたという話題。岸田文雄首相が4日に会見し、陽性者、濃厚接触者について「自治体の判断で症状に応じて宿泊・自宅療養を活用する」と変更することを公表した。
倉持氏は「感染者数が増えてしまって、施設が少ないからこういう運用に変えざるを得なかった」と分析。広まっているのがデルタ株からオミクロン株に変わっている点に注目し「デルタの時より死亡者数が少ないから軽いと見るのは間違い」と断じた。
オミクロン株に感染し死亡した状況などを至急分析するべきと提言。コロナではない一般の患者が病院にアクセスできないような状況が増えた場合の対策が急務だとした。「今のうちから各自治体、打てる手はすべて打つと。『(第)五波よりも死者が少ないから軽い』というのは大間違い」と重ねて警鐘を鳴らした。