Ado 新人1位に驚き「実感ありません」 総売上16・4億、アーティスト別セールス部門
歌手のAdo(19)が第54回オリコン年間ランキング2021アーティスト別セールス部門新人1位となったことが6日、分かった。ソロアーティストでは2014年度の平原綾香以来、17年ぶりの快挙となった。
集計期間は2020年12月14日から21年12月21日で、音楽ソフト(シングル、アルバム、ミュージックDVD&ブルーレイ、デジタルシングル、デジタルアルバム、ストリーミング)の総売上金額が最も高かった新人アーティストを発表するもの。Adoは総売上16・4億円で1位となった。2位はENHYPENで14・8億円。3位はなにわ男子で12・1億円。4位はINIで11・3億円。4組が大台をクリアした。
Adoは「正直なことを言うと私はいったい何を獲得したのか、と思うくらい本当に規模感が大きすぎてつかめなくて、実感がありません。でもうれしいです。ありがとうございます」と、受賞の感想を語った。
けん引車となった「うっせぇわ」の大ヒットを「メジャーデビューしてからは『うっせぇわ』によっていろんな方に私の存在を知っていただいて、そしていろんな著名人の方にも私の歌を聴いてもらえて誉めていただけて、そしていろんな賞をいただいて。普通に生きていたら起こりもしないようなことが、『うっせぇわ』のおかげで起こりました。特別なんですけど、『本当に私が歌ったのかな』って、今はそんなことしか言えないです。そんな感覚になってしまうくらい私にとって『うっせぇわ』は私の人生を変えてくれた作品です」と述懐。
「そしてそれ以上に『うっせぇわ』を書き下ろしていただいたsyudouさん、MVを作ってくださったWOOMAさん、お二人のお力が本当に大きいです。お二人に『うっせぇわ』という作品をお願いして本当に本当によかった。それがなによりも一番です」と、作家に感謝した。
自作を歌う際のコツを聞かれると「歌うときのコツは特にございません。と、いうよりうまく説明できないというのもありますし、私から教えられるものはないですね。もし“歌ってみた”をやりたい方がいらっしゃったら、私の歌い方を熟知するとか、分析してとか、コツを調べて、というよりも、まずは自分が歌いたいように歌う、やりたいようにやる、楽しく自由にやるものだと思うので、私が教えるのはちょっと違うのかなって思います」と解説。
新年の抱負を「新年の抱負は自愛することです」と述べ、リスナーに向けて「いつも私の歌を聴いてくださり、応援してくださり本当にありがとうございます。みなさんのためにも私が私のことを好きになれるように頑張ります。いつもありがとうございます。これからも頑張ります」とメッセージを送った。(オリコン調べ)