長嶋一茂「五輪のために死んでくれと」中国のロックダウンに「人権ないから」玉川徹氏
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演。北京五輪が迫る中国国内の厳しいロックダウンの現状に「五輪のために死んでくれと言っているよう」と驚いた。
中国全土の先月23日の新型コロナウイルスの新規感染者が87人確認されたが、そのうち人口1300万人の西安市が49人だったという。
そこで五輪を控えてゼロコロナ政策をとる中国は同市をロックダウン。市内外の出入りを禁止し、コロナ検査以外の外出を禁止するなど、厳しい措置に踏み切った。
番組では現地記者が、食料が枯渇したり、急病患者や妊婦が病院から受診を受け付けてもらえず命を落とす例が起きていることをレポート。家から無断外出した人の家の扉を、役場の役人が溶接して開かないようにしたり、買い物に出た住民を防疫要員が暴行したりすることもあるという。
この現状を見た長嶋は、「びっくりですよね。非民主主義国家だからなし得ることかな。『五輪のために西安の人たちは死んでくれ』と言っているように僕には聞こえる」とあ然。テレビ朝日局員の玉川徹氏は「人権とかないからな」とあきれた。コメンテーターのヴァイオリニストの廣津留すみれ氏も「制限を厳しすぎて、心の健康はどうしているのだろうと思うが、中国の辞書にはそういう言葉はないのかな」と信じられないという表情だった。