新春恒例のスペシャルドラマ「必殺仕事人」（朝日放送・テレビ朝日系）が１月９日（日）午後９時から放送される。

　今年は、１９７２年にスタートした「必殺仕事人」から５０年目、２００７年に“必殺シリーズ”として復活してから１５年目の節目となる。

　今回も、東山紀之を筆頭に、ＴＯＫＩＯの松岡昌宏、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの知念侑李、和久井映見、遠藤憲一が“仕事人”として悪人たちを一刀両断。さらに、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの岸優太や、なにわ男子の西畑大吾が兄弟役としてゲスト出演することでも話題になっている。

　これまでにも東山と松岡は多くの後輩たちとシリーズを支えてきた。主題歌の「鏡花水月」は、同ドラマのために結成されたＴｈｅ　ＳＨＩＧＯＴＯＮＩＮが歌っていて、メンバーは東山、松岡と関ジャニ∞の大倉忠義。「必殺仕事人２００９」で結成されたユニットである。大倉は「からくり屋の源太」として０７年～０９年、仕事人を演じてきた。

　そのころから何度も取材をしてきたが、決まって見られたのは、東山と松岡が、後輩ジャニーズに“仕事人”への取り組み方を説いたり、質問に真摯に答えたりする様子だった。

　さらに東山と松岡は、俳優としての彼らの目標を聞き出し、それぞれの可能性を見極め、各々に合った細やかなアドバイスもしていた。二人とも“ほめて育てる”タイプ。東山に至っては、彼らの長所や才能を事務所幹部に「伝えとくよ」と約束までしていたものだ。

　知念が加わった２０１４年には、小柄ながら身体能力が抜群に高い彼に対し、松岡が「真田広之さんのような世界で通じる役者になってほしい」とエールを送っていたとも聞く。歴史ある“必殺シリーズ”を受け継ぎ、守ってきた東山と松岡は、今回、岸と西畑にも珠玉のアドバイスをしていることだろう。

　若手の台頭が著しいジャニーズにあって、ここまで幅広い年代の俳優たちが密接に関わる作品も今では珍しい。「必殺仕事人」の東山紀之と松岡昌宏の背中は、広く、大きい。