フジテレビ社長 希望退職者募集は「希望者は次なる生活ビジョン描いたら?という制度」
フジテレビの金光修社長が8日放送の「週刊フジテレビ批評」に出演。昨年11月に同社が発表した希望退職制度について言及した。
金光社長は、「働いてきた仲間たちが、今後、経験やスキルを生かせるような職場を用意できるのかという5年後、10年後の問題を考えたときに、それを有意義に生かせないのだったら、新しい生活をするチャンスを援助するということ」と説明した。
同社が発表したネクストキャリア支援希望退職制度は、勤続10年以上で今年3月時点で満50歳以上の社員を対象としている。再就職の支援を実施するともしている。
金光社長は、「希望する人だけなので、希望する人がいたら、特別加算金を用意しますので、次なる生活ビジョンを描いたらどうでしょうかという制度」と定義した上で「一方で、若い人は少ないので、それとあわせて、中途採用を積極的にやっていくという組み合わせです」と社員の若返りをはかる狙いも示唆した。
金光社長は、1983年に同局に入社。90年代は編成担当として「カノッサの屈辱」や「カルトQ」「料理の鉄人」などを企画した。