「ドライブ・マイ・カー」4冠 西島秀俊、アジア人初の主演男優賞 全米映画批評家協会賞
第56回全米映画批評家協会賞が8日、発表され、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が作品賞など4冠に輝いた。濱口監督は大江崇允氏と共に脚本賞を受賞、同作と「偶然と想像」で監督賞にも選ばれた。西島秀俊(50)は主演男優賞を獲得した。
配給元によると、邦画の作品賞は黒澤明監督の「乱」(1985年)以来。主演男優賞はアジア人初となる。
「ドライブ-」は昨年7月のカンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠を獲得し、同12月のロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞と脚本賞を受賞。今年3月の第94回アカデミー賞では国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の対象作となっており、注目が高まっている。