パリ在住の中村江里子 フランスでは「濃厚接触者も隔離なし、外出自由」ワクチン接種、陰性なら
パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子が10日、ブログを更新。フランスの新型コロナウイルスの感染状況や、コロナとの闘い方についてつづった。
冬休みも終わって学校もスタートしたフランス。「フランスの異常な感染者数。毎日およそ30万人です・・・・もう大袈裟ではなく、周りには陽性者、そして濃厚接触者が沢山います」と現状を報告し、「フランスは完全に“with COVID”です」と、“ゼロコロナ”を目指す政策はとっていないことを伝えた。
そんな中、中村は、1カ月半前から計画していた友人宅でのディナーを断ったことも明かした。15人ほどの集まりで、「いくらなんでも濃厚接触者がほとんどのディナーに行って、その時間を楽しめるのか?と自問自答」した結果、断りの連絡を入れたという。
「そう、フランスは現在、濃厚接触者となっても、ワクチンを接種していて、検査の結果が陰性であれば、登校もできますし、全く隔離の必要性もなく、外出も自由です」とフランスでの“withコロナ”を詳細に伝え、その理由を「濃厚接触者を隔離してしまうと、もう社会が機能しないという状況です。医療関係者も、バスやメトロの運転手さんたち、学校の先生たち・・・みんなみんな自宅で隔離となってしまったら・・・社会が機能しなくなります」と、エッセンシャルワーカーを濃厚接触者として隔離してしまえば社会が機能しなくなってしまう、という方針からと説明した。