河瀬直美監督「事実と異なる内容、残念」 NHK密着番組で不適切テロップ
映画監督の河瀬直美氏(52)が11日までに、昨年末に放送された自身に密着したNHK・BS1のドキュメンタリー番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」で、不適切な字幕がついたことが問題になっていることについて、「事前に内容把握は不可能」などとコメントを発表した。
番組では、五輪反対デモに参加していると紹介された男性について、「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」などと字幕がつけられた。しかし、NHKは9日、実際に男性が五輪デモに参加した事実が確認できていないと釈明した。
河瀬監督はこの日、「事実と異なる内容が含まれていたことが本当に、残念」と言及。「本番組においては、私は被取材者の1人です」と、問題となる部分について放送まで知らなかったことを明らかにした。
河瀬監督は、東京五輪の公式映画で総監督を務めている。