伊藤聡子氏、コロナ陽性の医師が治療する可能性示唆「命を助けることに重点を」
キャスターの伊藤聡子氏が12日、TBS系「ひるおび!」に出演し、新型コロナウイルスで陽性の診断を受けた医師が医療現場に立つ可能性について言及した。
番組は、11日に沖縄県内の医療機関で、感染や濃厚接触によって出勤することができない医療従事者が過去最多の503人だったと伝えた。コロナ患者を受け入れる重点医療機関である県立中部病院では、クラスターが発生し、外来診療・入院受け入れを月末まで制限すると発表。同病院の高山義浩医師の「病床があってもそこで診療する医療従事者がいないという状況が少しずつ広がっている」というコメントも紹介された。
伊藤氏は米国の例として、医師が陽性であっても、コロナに対応する可能性があると説明。「これは物理的にしょうがないと思う」と一定の理解を示した。日本ではまだ「抵抗がある」状況と前提した上で「このペースで新規感染者が増えるのであれば、重症の人の命を助けるということに重点を置いた医療体制、これを確保しておくことが大事」と強調。非常時の選択肢の1つとして加える必要性を説いた。