コント赤信号・小宮孝泰（６５）が１６日、都内で、主演映画「桃源郷的娘」（２１日公開）の公開直前トークイベントに、ヒロイン役の川越ゆい（２８）らと共に出席した。

　「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭２０１９」で北海道知事賞を受賞した本作は、川端康成の「眠れる美女」をモチーフに、老人が公園のベンチで居眠りしている娘に恋をする姿を描く艶笑コメディー。

　男性機能を失っているという役柄に小宮は「これに似たような経験がありまして」と告白し、「哀愁と言えば私ですね。実体験も交えて。それでも頑張ってやろうという老人の夢」と説明した。

　撮影ではアドリブを連発し、やりたい放題。「舞台でウケないのは別にいいんですけど、映画は笑ってもらわないと困る。面白いと思ったら声に出して笑ってください」と呼びかけた。

　本作のメガホンを取った太田慶監督は、ツイッターのプロフィルに「世界一面白いＡＶ女優になりたい」と書かれていることから、川越にヒロイン役をオファー。川越は、太田監督から「寝てるだけでいい」と指示されたというものの、「寝てるのも大変で。どの角度で寝るのが一番美しく見えるのか。寝ている演技の大変さを知りました」と明かしていた。